しもやけに用いる漢方薬|上伊那郡辰野町よつば薬局
今回はしもやけに用いる漢方薬についてご紹介します。
しもやけは寒冷刺激によっておこりますが、特に気温が4~5℃、温度差が10℃前後になる初冬や春先が多いとされています。末梢の手足の指や、耳などにみられます。
皮膚の色が赤紫や黒っぽいような、血液がうっ滞した色に変わります。入浴などで体が温まると、痒みやじんじんした痛みを伴います。
予防としてはカイロや手袋で温めたり、蒸れないよう靴下など早めに取り替えることも大切です。
西洋薬では血流を良くする薬が主に使われますが、漢方薬では体を温める働きのあるものを使用していきます。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は手足が冷え、体が痛む方に使用します。痛みは冷えによって悪化することもポイントです。配合生薬の「細辛(さいしん)」「呉茱萸(ごしゅゆ)」は体を温める他、痛みにも効果があります。
温経湯(うんけいとう)は手荒れがひどかったり、唇を始めからだが乾燥気味の方に用いていきます。手足はほてり気味で、主婦湿疹にも用いられます。こちらは体を潤す「阿膠(あきょう)」「麦門冬(ばくもんどう)」が配合されています。血流改善のはたらきがある生薬も配合されています。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は瘀血(おけつ)と呼ばれる漢方の病態に用いられます。血流を良くする働きがあり、毛細血管のような細い血管でも働きかけていきます。
しもやけのタイプやその他の自覚症状なども参考にしながらお薬を決めていきます。お悩みの方、ご相談下さい。
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