下痢に用いる漢方薬|上伊那郡辰野町よつば薬局

query_builder 2020/08/15
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下痢イラスト
下痢に用いる漢方薬についてご紹介します。

漢方の考えの一つに「表裏(ひょうり)」があります。表は体の表面の方を指し、裏は体の中の方、つまり消化管や胃腸を指します。胃腸は、西洋医学的にも食べ物を消化吸収し、大腸では水分が再吸収され便が作られます。漢方ではその裏=胃腸に冷えがあったり、水分が多く溜まっていると下痢になるとされています。

下痢に漢方薬を用いる場合、まず冷えがあるかを考えます。胃腸に冷えがある状態を「裏寒(りかん)」といいます。単純に冷え症の方以外にも、体の動きが衰えてきて寝たきりになっている方の下痢も裏寒が考慮されます。漢方は体を温めることが得意な分野ですので、体を温める「乾姜(かんきょう);生姜を蒸したもの」や「附子(ぶし);トリカブトの根」を使って体を内側から温めていきます。

また、冷えに関連して血流が落ち、腸の動きが悪くなると、水分が再吸収されませんので、下痢になります。漢方にはその水捌けをよくするための生薬も多く加わっています。

下痢の原因に、消化吸収能が落ちていることも考えられます。漢方では、消化吸収する機能単位を「脾胃(ひい)」と呼びますが、この機能を助ける生薬を用いて下痢の治療も行います。

「啓脾湯(けいひとう)」は「脾」の機能を助ける「白朮(びゃくじゅつ)」や「茯苓(ぶくりょう)」、「人参(にんじん)」等が配合されており、食欲がなく、だるさがあり、消化機能が落ちて慢性的に下痢になっている方の治療に用います。食べたものがそのまま出てくる消化不良もひとつの使用目標になります。

原因は分からないけど、慢性的に下痢になっている方、1度漢方薬をお試し下さい。

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