気逆に用いる漢方薬|上伊那郡辰野町よつば薬局

query_builder 2020/07/25
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動悸・息切れイラスト
気逆に用いる漢方薬をご紹介します。

「気」は東洋医学では目に見えない生命エネルギーのことを指します。気は通常、体の中心から末梢である手足の方向へ、また上半身から下半身へ巡っている物ですが、その流れが逆流することによって生じる不調が気逆になります。

1番の自覚症状は「冷えのぼせ」かと思います。下半身が冷えて、頭など上半身がのぼせている状態です。更年期の症状としてもよく見られます。また、寝転んでおへその上に手を置いてみると動悸が触れることがありますが、これも気逆の症状の1つです。その他パニック発作、吃逆(しゃっくり)、噯気(げっぷ)なども気逆ととらえます。

治療に用いる生薬は、「桂枝(けいし)」と「甘草(かんぞう)」を組み合わせた物を中心にしていきます。桂枝はシナモンのことで、特有の香りがあります。甘草は人工甘味料として多くの食品にも配合されています。漢方には、食品でも馴染みのあるものを生薬として用いていくことも多々あります。

気逆を治療する漢方薬の代表として「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」があります。「桂」と「甘」は、先ほどご紹介した桂枝と甘草のことで、「苓」と「朮」はともに体の水分バランスを調整する働きを持つ生薬です。立ちくらみやめまい、頭痛などの症状がある方に用いていきます。

不安やストレスが強かったりすると気逆の症状が出やすいです。動悸が強かったり、不安で眠りにくかったり、気持ちの面を漢方薬でサポートさせていただければと思います。

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